江戸の開業医で、丹生の主治医。
近在の百姓が主な客で、医術の腕はそこそこ評判が良い。
ただし、口が悪くてだらしないので、人格の評判は悪い。
本職は外科医だが、内科も眼科も精神科も、どんな病気もとりあえず診て、無理だと思ったらすぐに匙を投げる。
患者への執着が無いので、セカンドオピニオンを勧める事は日常茶飯事。
かつては鑑山藩の藩医をしており、胤篤の主治医だった。
敬愛する主君を救えなかった事から、脱藩して自暴自棄な性格になった。
胤篤に「病人を救って欲しい」と遺言された為、医術だけは手を抜けずにいる。